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日本の皆様こんにちは。
私たちマカオ航空のフライトアテンダントは、日本人を含めて全員がマカオに在住しています。こじんまりとしたマカオですが、実際に住んでみなければわからない魅力的なスポットや楽しいイベントがいっぱい。ここでは私たちが日々のマカオライフの中で見つけた、おすすめのレストランや隠れた穴場情報を皆様に発信してまいります。さらに、ふだんはなかなか聞けない「ここだけの話」やフライト中のエピソードも紹介。
そして時々、私達マカオ航空スタッフからも皆様に向けて様々な情報を発信して参り ます。マカオが大好きでプライベートで頻繁に訪れるからこそおすすめできる、日本人向けの情報をお届けしたいと思います。ぜひ私たちのブログをお楽しみください。

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2015.8.20

教えてキャプテン! フライトの不思議について

皆様は飛行機に乗っていて「?」と思うことよくありませんか?
今回はそのフライトの不思議について我社が誇る日本人パイロットに質問をぶつけてみました。

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Q1: この間、飛行機に乗ったときにすごく揺れました。上空ではそんなに雲が多く見えたわけでもないのになぜ?

A: その理由は・・・と行く前に、皆様お久しぶりです、マカオ航空でA319・A320・A321型機のCaptainをしておりますKoshiroです。2014年の1月のブログで皆様にお話をさせていただく機会を得て以来ですので、約1年半になります。ご無沙汰いたしておりました。
さて早速、「雲もそんなにないのに揺れた!」とのご質問の件ですが、まず、揺れるところを飛んでしまい、申し訳ありません・・・m(_ _)m。
皆様もお気づきの通り、雲があれば「入ったり近くを通ると揺れるな。」と目で見て判りやすいのですが、雲も無いのに揺れることもあります。これが、私たちの頭を悩ますCAT(Clear Air Turbulence)というものです。雲は目で見えますので避けやすいですが、CATは読んで字のごとく見えないので、事前に気象解析をよくやって、その存在を予測して飛行する必要があります。

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地上でも私達が毎日風の流れを肌で感じるように上空でも風は吹いており、一般に上空の方がずーっと強く吹いています。この上空で吹いている風の「速さが変わったり」「向きが変わったり」果ては「温度が違う空気にぶつかったり」すると、それが揺れの原因となる「乱流」を発生させます。その為、出発前に各種気象情報を確認して「ここに寒冷前線 (温度の違う2つの空気の塊がぶつかっている) があるな、こっちでは急に風の速度が速くなってるな。ジェット気流かな?」など、上空の風が乱れそうな場所、高度に目星をつけておきます。こうすることで、出発前の段階で、揺れない飛行経路・高度を計画しておき、もし揺れたとしても、どの方向・高度へ上昇または降下すれば揺れが少なくなるのか腹案を準備しておき、実際の飛行において揺れを抑えるよう反映しています。
揺れの原因となる「乱流」ですが、急激に方向が変わるほど、急激に流れが速くなるほど強い乱流になります。イメージとしては、川が急に曲がっている所(風向の変化)、急勾配になっている所(風速の変化など)は水の流れが乱れやすいように、上空の乱流もこれとよく似た理由で乱流が発生します。

Q2: 空には道路がないのに飛行機同士なぜぶつかったりしないの?

A: 実は、空にも道路はあり、残念ながらぶつかることもあります。小型機同士の空中衝突事故が、世界で毎年発生しています。定められた道を規則に従って安全に、つまりぶつからないようにできるだけ多くの飛行機が飛べるようにするというのは、空を飛ぶ上で昔も今も大変重要な課題です。
 空を飛ぶための方法として「有視界飛行方式-VFR」と「計器飛行方式-IFR」の二つがありますが、ここでは、旅客機が飛行する時の中心的な飛行方式である「IFR」をもとに、「空には道路がないのになぜぶつかったりしないの?」について、お答えしたいと思います。

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ドラマなどでパイロット役のあの「カッコイイ」俳優さんや「カワイイ」女優さんが「トーキョーデリバリー、○○○(便名)、リクエスト クリアランス トゥー ニューチトセ エアポート、フライトレベル 370」のようなことを無線で話しているのを見たことありませんか?あれが、「IFR」の特徴の一つです。内容は「新千歳空港まで巡航高度FL370で飛行許可を要求します。」と言っています。
「お客さんも全員乗ったんだし、準備できたら出発すればいいじゃん?」と思うかもしれませんが、基本的にIFRにおいては管制官からの許可に従って航行しなければなりません。管制官の許可は、地上でのプッシュバックに始まり、地上走行、離陸、航路変更、降下、着陸、果ては着陸後の地上走行まで、全てに関わります。これは「ぶつからない」ための重要な手段の一つです。飛行機が地上を走行中は、管制塔にいる管制官が双眼鏡で空港の隅から隅まで「肉眼」で確認しながら、飛行機がぶつからないよう「交通整理」をしているわけです。コクピットからも勿論、外の様子を確認しながら走行しているわけですが、飛行機は図体がとにかく大きい!なので、十分に間隔を確保しておかないと、大丈夫と思った翼の先端が別の飛行機にぶつかったり、別の飛行機が真正面からやってきて、誘導路の上でにらめっこになり身動きが取れなくなってしまった、なんてことになりかねません。なにしろ、飛行機はバックできませんので!

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飛行中になると双眼鏡で見て確認、という訳にはいきませんので、今度は「レーダー」を使った監視に代わります。担当の管制官は、双眼鏡の代わりにレーダーモニターに映る飛行機を見ながら「交通整理」をしています。大雑把に言えば「高速道路を走る車の車間距離」を管制官が運転手(パイロット)に指示をして「守らせている」と言えそうです。

さて、飛行機がぶつからないための管制官の役割について説明させていただきましたが、ぶつからないための手段がもう一つあります。それが、冒頭で述べた「空にも道路はある」ということです。日本だけに限っても、毎日すごい数の旅客便が同じ時間帯に飛行しています。これらの旅客便が自分の思うままに目的地の飛行場まで一直線に飛び始めたら・・・これでは数が多すぎてとても管制官の手に負いきれません。そこで、空の上に道路を、それも「高速道路」をひいて、航空交通の流れを管制官が捌いているのです。
 車で遠出する時の高速道路の利点って何でしょうか?速く走れるので短時間で到着する、流れがスムーズ、などではないでしょうか。逆に、不利な点は?好き勝手に降りられない、渋滞が起きたら抜け出せない、と言ったところじゃないかと。空の上の高速道路も概ね一緒です。各空港からの出発経路(高速道路乗り口)から、日本全国に設置された無線航法施設(詳細は省略しますが、飛行機を電波で導く空の灯台です)をつなぐように設定された航空路(高速道路)を乗り継いで、目的地飛行場付近まで来ると到着経路(高速道路降り口)に乗り換えて着陸します。高速道路ですので、基本的に設定された道に沿って飛行しなければなりませんし、混雑している航空路や到着経路は本当に渋滞が起きています。この渋滞は、交通量の多さもさることながら、安全な飛行のために管制官が管制間隔(車間距離)を保つためでもあります。どうかご理解を。
 ところで、高速道路を走ると反対車線は反対方向へ向かう車が走ってますよね。旅客機も同じように「すれ違い」をしているのでしょうか?

正解は・・・すれ違いしています。でも、すれ違い方が違います。車が道路を走る場合「水平面」、つまり「反対車線」を設定して車の流れを分けていますが、空の道路の場合「垂直面」、つまり「高度差」を設定して航空機の流れを分けています。空に、道路のように中央分離帯を作れませんので。そこで、前後左右だけではなく上下にも移動できる、飛行機ならではの特徴を生かしているわけです。西行きの飛行機は2,000ft(約600m)毎の「偶数高度帯(10,000ftや12,000ftなど)」を、東行きの飛行機は2,000ft毎の「奇数高度帯(11,000ftや13,000ftなど)」を飛ぶようにすれば、上から見れば同じ経路を反対方向に飛んでいる2機の飛行機があっても、高度差があるのでぶつかることはありませんね!

このように、飛行機の衝突を防止するために
1.空には、目に見えないけれど電波の道がひかれている
2.飛行機は、同じ道で反対方向に飛行しても上下にすれ違っている
3.管制官の指示に従うことで全体の流れが制御されている
4.管制官が飛行機間の安全な管制間隔を監視している
 と言う方策がとられ・・・一番大切なことを書き忘れていました!

5.パイロットも頑張っている!!(一切説明していませんが・・・。)

↑ココ、一番重要なところです。試験に出ます。
このようにして、目に見えない空の道をぶつかることなく安全に飛んでいます。

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さて皆様、もやもやしていた疑問は少しでも解決されましたでしょうか。
「教えてキャプテン!フライトの不思議について」コーナーはまだ続きがありますのでこれからもお楽しみに!

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